人生の最大幸福とはなんだろう?
数年前、東京のど真ん中で起業し、成功し、王族から騎士の称号を貰うまでに至り、金と欲に塗れた僕は思いました。
今この生活は果たして幸せと呼べるのだろうか?
今周りにいる人たちは、僕自身を好きでいてくれているのだろうか?
全てが、欲や金や肩書きを中心に回っている気がした僕は、全てを捨てて、逃げるように淡路島に辿り着きました。
今やってることは…釣り人です。
毎日、海と魚と、そして人生と向き合う日々を送っています。
↓略歴動画↓
目次
田舎のしがない公務員から社長に。そして騎士へ
僕は長崎の田舎のしがない公務員でした。
安月給で、誰のためかなんのためかもわからない仕事に忙殺されて「自分はなんのために生きているのか」すらわからない機械的な日々。
↑公務員時代の僕です。笑
ほんと、毎日脳内でアン〇ンマンのテーマソングが永久リピートされてました。笑
なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!
そんな日常的な幸せに気づかない当時の僕は、ひょんなきっかけで「そうだ、起業しよう」と思い立ち、気づけば辞表を出していました。
東京上陸、そして年商10億の世界に
今となっては全く自慢にも思いませんが、上京して割と早い段階で数億円規模の事業を作ることに成功しました。
そして、活動が評価され、イタリアの王族であるサヴォイア王家から「騎士」の称号をいただくまでに。
これは天皇やEXILEのATSUSHIさん、その他誰もが知っている大物が授与するような格式あるものです。
地位も名誉もお金も手に入れた僕は、自分のことを「成功者」になったんだと実感。誰もが僕をそう呼び、尊敬の眼差しを向けていました。
ただの凡人だった僕は、その成功を謳歌していたと思います。欲しいものはなんでも買えるし、全ての欲は思いのまま。
周りにいる人も各界で有名な方ばかりに。
僕は、幸せでした。とても幸せでした。
でも、ふとした時に思ったのです。
「俺、幸せなのか?本当に?」
きっかけがなんだったかは、正直覚えてません。
でも、突然、強烈な違和感に襲われたのだけは覚えています。
世の中の9割の人が見れば、幸せそのものなはずなのに、なぜか急に僕は僕のことを幸せだとは思えなくなったのです。
虚しい。気持ち悪い。
こう言った感情が渦巻いていく日々・・・。
原因は単純でした。
「本当の意味で僕と繋がっている人が、誰もいなかった」んです。
人間関係も、仕事も何もかも、僕の持っているお金や肩書きを中心に集まったものばかり。仮に全て失ったとしたら、この人たちはどうなるんだろう?
そう感じた瞬間、今持っている全てがハリボテのように感じたのです。
僕が求めていた成功や幸福は、コレジャナイ。
もっとこう、小さい子供の時のような、純粋な楽しさや、ただ楽しいからつるんでた友達のような関係。意味がなくても楽しい日々。
それに気づいた僕は、全てを捨ててみることにしました。
ホームレスとして旅をして、自分と向き合う日々
お金や地位、肩書を捨ててみて感じたことは「超すっきり」でした。
多くの利害関係が一掃され、はじめて純粋に関わりたい人と、純粋にやってみたいことに満たされたんです。
まず初めに、いろんな人と出会うために、いろんな土地をみるために『全国缶コーヒーの旅』を始めました。
これは缶コーヒーをおごってもらう代わりに、依頼のあった人に会いに行くという企画です。一切お金を介在しない、純粋な出会い。
何もない僕に、ただ会ってみたいと思ってくれた人に、ただ会いに行く。
それをたどっていく中で、多くの志の多い仲間に出会いました。
その旅の中で、多くのことを考え、感じ、わかったことは「人生の最大幸福は自分の内面、つまり在り方に起因する」ということです。
お金の量でもなく、肩書でもなく、最大幸福は自分の在り方に定義されるということ。
そこから僕は、古くから言い伝えられている哲学を学び始めました。それに集中するために、古事記により日本発祥の地とされる淡路島に移住をすることに。
淡路島で釣りと人生に向き合う
今の僕は淡路島に住まうただのおっさんです。笑
気心知れた仲間と、毎日釣りをし、語らう、楽しい毎日。何億円もの売上を上げていたときよりも、多くの尊敬を集めていたときよりも、はるかに大きい幸福感。
世の中を見渡してみると、人生の成功や幸福を誰かの価値観にゆだねたり、金や地位などこそがそれに直結すると考えている人がとても多いです。
でもそうではなく、いわゆる普通の中にその答えはあり、それに気づくには自分と向き合い続けていく必要があります。
これは釣りにも共通しています。
釣りの相手は海という自然。コントロールできない要素の塊です。その中で魚という成果物を得るために「報われない時間」と向き合う。
釣りはおもしろいですよ。
そういった過程をYouTube上でも発信しています。
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