人からどう思われているか、気になったことはありますか?
ぼくはあります。
学生時代、公務員時代、ホームレス時代、社長時代、ずーっと周りの目を気にして、行動を決めてきました。
そうですね、おそらく、今が人生で一番ひと目を気にせずに生きているかもしれません。笑
この記事は、そんなぼくから、過去のぼくと同じように、、
・自分のことを見て欲しいがために、誰かの期待に応えようとしてしまう
・弱い、不安な自分を出したら、幻滅されそうと思う
・劣等感で自分が嫌いになる
などなど、あげたらきりがありませんが、いろんな理由から「人目を気にして、思ったことを言えず、自分を押し殺してしまう」そんな人への記事です。
目次
ダメなやつだと思われたくなかった
漫画とかの1シーンで、「なめやがって」というセリフが吐かれる時があります。
・ナメる
・馬鹿にする
・下に見られる
確かに、いい気持ちはしないですよね。
でも、これって裏を返すと、人って「格付け」に支配されている生き物だとも言えると思うんですよね。
相手との上下関係については、特にそれが、自分と親しい人・ライバルなどならなおさら気になりますよね。
ぼくも、例に漏れず「どう思われているか」を気にして生きていました。
なぜかというと、幻滅されたくなかったんですよね。
これって、抽象的に見ると、すごく動物的な、本能的な動機なんですよね。
どちらかというと、自己成長というよりは、愛されたい、自分を大事にされたい、という「自分をみて欲しい」という欲求です。
これらの欲求は、マズローの欲求5段階説に落とし込むと、より顕著にわかります。
ちなみに、3段階目の所属と愛の欲求や、4段階目の承認欲求に該当するので、それに基づいて、以下に書いていきます。
欲求には、欠乏と成長の2種類がある
ここで大事になるのは、5段階目の成長欲求と3段階目の所属と愛の欲求や、4段階目の承認欲求とで、決定的に違う部分があることです。
4段階目までは「足りないこと」を理由にした欲求なんですが、5段階目は、全部満たしたからこその欲求なんですね。
つまり、満たされていない自分の欲求があるかどうかの違いが、4段階目と5段階目との差だというわけです。
言い換えると、満たされていない自分の欲求がまだ残っている段階で、その「足りない」って感情がさらに刺激されそうになった時に、欲求は、強く感じるし、さらに失われそうになる時に、「恐れ、不安、怒り」などの感情が生まれると言えます。
ちなみに、ここで、さらっとタイトルにも触れたいのですが、「恐れ、不安、怒り」と聞くと、ぼくはスターウォーズを思い出すんですよね。
アナキン・スカイウォーカーがダースベイダーに堕ちていく様は、何度見てでも共感しかありませんでした。もう、ほんと胸が痛すぎて、そこで泣けるくらいだったんですよね。
ようやく、いま、落ち着いて観れるようになりましたが。。。笑
じゃあ、なぜ、落ち着いて観れるかというと、ぼく自身の欲求の満たされ具合とも関係しているわけです。
ということで、以下、強さや弱さ、そして、怒りとのことや、欲求について、触れていきます。
最後まで読んだ時、本当の強さってなんなのかについて、理解してもらえると嬉しいです。
ダークサイドは、超強力な力を持っている
ちなみに、マズロー的にいうと、4段階目までの欲求(承認欲求や、所属・愛の欲求など)は、悪いものなのかというと、全く違います。
むしろ、「なめやがってー!」という怒りや、負けたくないという反骨心などがあるからこそ、人は「奮起」することができるわけですね。
例えば、ぼく自身も、一度ホームレスに落ちたからこそ、「あ、このままではやばい」と奮起することができて、今があると思っています。
ここで、スターウォーズを例に出します。
そもそも、フォースって、ぼくらの「成長したい」という気持ちにかなり似ていると思うんですよね。
フォースとは、生物が創り出すエネルギーのことです。
そして、フォースには、暗黒面があって、ジェダイのように善の目的ではなく、自分達の私利私欲(支配欲)を達成させるために使うと、暗黒面に落ちるわけですね。
映画の中でも、マスターヨーダが、アナキンに何度も注意をしていたのも、彼の暗黒面(不安や怒りを感じて、その感情をコントロールが下手)に気が付いていたからですよね。
ダークサイドに落ちないために
で、これって、ぼくらも似ていると思うんです。
事業を志すひとの多くは、何らかの「貧しさ」と直面することがきっかけで、「稼ごう」という気持ちにスイッチが入って、ぼくの記事を見たりすると思うんですね。
じゃあ、それらの気持ちやキッカケが悪なのかというと、そうじゃないと思うんです。
ぼくもそうですが、「くっそー」と思う力があるひとのほうが、爆発力があるし、それがあるからこそ、人生を前に進めてくれる原動力に火が灯りますよね。
また、堕落しそうな自分を突き動かす力にもなるため、『相手に舐められたくない、見栄を張りたい』という感情は、支配されすぎなかったら、悪いものではないのです。
劣等感や負けたくないという感情「だけ」に支配されたら
この「支配されすぎなかったら」というのが大事で、このダークサイドの力(ぼくらでいうと、負の成長欲求ですね)は、パワーはあるんですが、それだけだと、人生、損をしてしまう場合もあるのです。
ずばり、どんな時かというと、「人との出会い」です。
自分が本当に気を許せる人と出会った時に、また、圧倒的に尊敬できる人と出会った時に、私利私欲に走る「負の成長欲求」だけだと、マイナスに働いてしまうことがあるわけです。
スターウォーズから学ぶ、強さと弱さ論
ここで、スターウォーズの主人公の1人、ダースベイダーについて触れようと思います。
幼少時代は、アナキン・スカイウォーカーとして、光の存在だった彼が、ダースベイダーとして、闇の存在へと堕ちていく過程で、強さと弱さが、すごく描かれていますよね。
彼の強さとは、「個」としての強さ。
そして、弱さとは、精神面での弱さです。
ジョージルーカス監督曰く、「個」としての強さは、ジェダイの中でも一番だったアナキン。
でも、母を失ったことや、パドメとの恋愛と、そこを阻むジェダイの掟との中で、ダークサイドへと堕ちていきます。
これって、ぼくらにも、
・スキルとしての成長:つまり個人
・人としての成長:つまり集団の中の1人としての「人間力」
として、すごく関係しますよね。
「悪」という漢字の成り立ち
「悪」って、分解すると、「亜」の「心」ですよね。
これって、すごく深い意味なんです。
まず、「亜」についてですが、元々は「亞」と書かれていて、「建物の土台」という意味で使われていました。
そして、そこから意味が変化します。
建物の土台→建物から(上から)抑えられる→トップに出られない
みたいな感じですね。
そして、最終的に、現在の「亜」の意味である「次・二番目」という意味になりました。
だから、悪って「次・二番目の心」なんです。
元々は、光だった人が、恐れや不安、怒りという感情に支配されることで、闇に落ちる。
まさに二番目。
これを、ダースベイダーというキャラクターを通して伝えた上で、あなたは、どう生きるのか?という問いかけを、ぼくはスターウォーズから感じます。
人としての強さとは
ぼく自身、これまで、散々「やばい」と感じる経験をしてきました。
ひょんなことがきっかけで親友だった友達から「お前がこんなやつじゃないと思ってた」と面と面を向かって言われたし、ITベンチャーの社長時にも、ほんと空中分解しそうになったりしました。多額の借金も負いました。
でも、こういったことを、隠そうとしなくなったのが、ぼく自身が人として一歩成長できたなと思えることだと感じています。
まだまだ、人としても未熟だし、いまだに東京の山手線ですら間違うし、歩いてて道だって覚えないし、飲み会から帰るときは、堂々とした顔して、真逆の方向に歩いたりします。笑
でも、それも全部含めて、自分だと許せるようになったんですね。
「ここについては、俺に任せろ。でもあとはよろしく」と言えるようにならないと、ダメなくらい、1人じゃあ生きていけないなと思ったから、必死に自分を磨いて、周りの役に立てることを見つけようと自分を変えてきたわけです。
そうやって、いま、それだけのスキルを身につけたから、割り切れるようになったし「起きてよかった過去」として捉えているから、こうやって文章として発信もするし、人と会っている時にも普通に話しているんですね。
とにかく、全部隠さず、こうやったら失敗したよ、こうやったら結果出たよと、全部話すんです。
何故なら、痛みを知っているぼくだからこそ、伝えられる思いがあるし、その先に人間的成長(つまり「光」)があると思うからです。
「普通経験しないくらい、失敗しまくったからこその話」これが、ぼくの役立ち方だと思うし、そこに「教育者」としての自分の生き方もあると思うからです。
まとめ
残念ながら、「立派なこと」を語る人の中には、胡散臭い人もいるし、世の中にも私利私欲に走る人がたくさんいます。
じゃあ、その人たちがいるからと、ぼくらが、自分磨きをやめたり、堕落していいのかっていうと、違うんですよね。
むしろ、自分を磨きまくって、周りを幸せにするスタンスだからこそ、長続きする事業ができるわけです。
なので、ぜひ、個人の強さも、人としての強さも、両方磨いていきましょう。
例えば事業でいうと
・今の自分の生活を逆転させるため、私利私欲に走ること
・自分の一人勝ちしたらいいじゃんと考えること
・胸を張れない稼ぎ方だから、周りの目を気にして、コソコソすること
これが闇です。
一方、光はというと、
・自分の生活を逆転させるためにも、周りの役に立つことを考えること
・堕落しそうな自分を奮い立たせて、正しいことを学び、自分を鍛え上げること
・周りに胸を張って展開ができる事業をすること
これが光です。
ぼくも、この光を応援するために発信しているわけですね。
プロとしての大人の道を模索していく、メールマガジンも、そのために作っています。
ちなみに、こう比較したら、どちらがいいか、一目瞭然だと思いますが、我が身となると、割と、闇に落ちる人が多いんですよね。。。
もし、負けそうになる時には、ぜひ、この記事を思い出してください。
この記事がきっかけで、「光」に生きる人が1人でも多くなると嬉しいです^^