人生が不平等な原因の多くは、お金です。
裕福な家庭の子どもは進路を自由に選べ、壮年期は仕事に趣味にと充実した生活を送り、老後は趣味を楽しみ十分な社会保障を受けられます。
貧しい家庭の子どもの進路は限定され、壮年期は生活のために働くだけで趣味を楽しむ余裕はありません。老後はわずかな貯金と社会保障しか受けられないので、低賃金でも働きつづけなければなりません。
イヤな職場にしがみつき、やりたくない仕事をするのも、お金を稼ぐためですよね?
就職活動を必死でやるのもお金のためですよね?
お金がなければ生活できないのが、資本主義で避けられない現実です。
ではお金とは同時に、そこまで価値がないものでもあります。
目次
お金とはただの道具
お金は世の中を渡っていくための道具ですが、人はお金に道具以上の意味を勝手につけています。
お金持ちは人間関係が悪くなるリスクを常に持っています。
例えば、財産相続・遺産相続するとなると仲の良い親兄弟が、財産をどれだけ多くもぎ取るか憎みあい争い始めるそうです。その結果家族の仲が修復できないほど悪くなり、絶縁状態になることも多いと聞きました。
ドラマかよ?って話だけど、実際にあるそうです。お金は簡単に家族の仲を壊します。
これは友人関係でも、恋人関係でもおなじですよね。
でもお金がまったくないのは不幸
とはいえ、「お金を稼ぐためだけに働くのはむなしい」「お金より大切なものがある」「お金で買えないものがある」といいますが、それはただのやっかみです。
人生で起こるトラブルの大半はお金で解決できるのも事実。
人はお金を稼ぐための働き方を選べます。
- 時間に拘束される働き方
- 成果を上げれば時間を自由に使える働き方
- 単価が高く稼げる資格を持つ働き方
どれを選ぶかはあなたの自由です。
ですが重労働・低賃金の働き方は、長期的には心身に悪影響を及ぼします。
お金はただの道具ですが、不足してたり、必要量をえるために多くの犠牲をはらっている場合、QOLは下がります。
重要なのはお金の質。つまり心身ともに健康な働き方をすることです。
悪貨>良貨の法則
結論からいえば、汚い稼ぎ方のほうが儲かります。
一生懸命まじめに働いて年収400万円の人を横目に、詐欺で1日で400万円を得る人もいます。
でも、お金にキレイ・キタナイはありません。
勝手にその人の価値観で金のキレイ・キタナイを決めているだけです。
悪事で稼いだお金でも、まじめに働いて稼いだお金でも、モノが買えて支払いはできます。
400万円は同じ400万円の価値があるんです。
適当に仕事してる人と、手を抜かず真面目に仕事してる人は、立場が同じならほぼ同じ給料をもらえます。
悪いことをしたほうが稼げる
ハイリスクハイリターンですが、法に触れる悪いことをしたほうがたくさんお金を稼げます。
高額のお金をだまし取れるから、詐欺は形を変えてなくなりません。
「1日数分の作業で月に数百万円を稼ぐための教本」がタイトルの、薄っぺらい内容の情報商材を売れば、楽にたくさんお金を稼げます。
だからこそ、今はネットを見るとこんなビジネスばかりが目立ちますよね。
まじめに働くより犯罪すれすれの商売をするほうが、お金を楽にたくさん稼げるのが現実です。
事実、日本一の暴力団である山口組の年間推定収益は8000億とされています。たぶん、実際はもっとあるはずでしょう。
これはマフィアの世界では2位であり、日本の一般企業と比べても上位200には入ります。あのビッグカメラと同等です。
お金はないと不幸、でもその道具を得るには、悪いことのほうが儲かる。
お金とは、非常に歪んだものだと思います。
だからこそ、向き合い方が大事なんです。
お金に執着せず、必要十分なお金だけを得ることが重要
僕の周りで幸せに暮らしている人は、自分がどれだけお金が必要かを知っている人です。
決してお金持ちではありませんが、お金に執着していません。
不幸せな暮らしをしている人は、「お金がない」が口癖の人です。
見栄や虚栄のためにお金を使い、自分のお金に対しての軸がない人。だからどんどんお金が減っていき、いつまでもお金稼ぎの無限ループから抜け出せない人。
お金の価値は幻想。本質は紙くず
お金は大切ですが、本質は紙です。
通貨に価値がなければお金は簡単に紙くずになります。本質的には、無価値です。
そこに価値があると思うのは、それで物が買えるという「共通認識」があるからであり、それがなくなれば使用済みティッシュと一緒です。
お金はただの道具です。
それ以上でもそれ以下でもないことをわからなければ、幸せに暮らせません。お金に執着しすぎると、不幸な人生しか送れません。