お金について

【体験談】お金を求めるあまり人を騙すようなビジネスをした人の末路

お金で目の色が変わる、目が¥マークになった人の末路はみんな同じです。

信用を失い自分の意志で物事が決められません。

自分を助けてくれる人は全員去り、残った人は都合よく利用する人です。
その人が破産して責任を問われても、知らんぷりで逃げていく人しか近寄ってきません。

この記事では、お金と地位と名誉に執着しすぎて人生が詰んだ知人のお話をします。

「自分はここにいる人間じゃない」という勘違い

彼女の性格は出世欲が強く、「他人から称賛されたい・ちやほやされたい」と考える人でした。

「質の良いケアサービスを提供したい」という志を持ち、職場の休暇制度を使ってアメリに半年留学しました。

帰国してから社内の指導者としてプロジェクトを立ち上げたいと希望しましたが、会社から「しばらくスタッフとして働いてほしい」と言われたそうです。

「人手不足なのでいきなり改革はできない。スタッフとして働きながら、プロジェクトを立ち上げてほしい」とも言われたそうです。

「この会社のレベルを上げるために勉強したのに、なにもわかってない!」と彼女はその会社を辞めました。

自分がアメリカで学んだことを売りに就職しますが、「社員のレベルが低い」が口癖でスタッフとの揉め事が絶えません。自分がお金と時間をかけて学んだことが評価されないことに納得できないので、どの職場でも受け入れられずに辞めてしまいます。

彼女の考え方は「質の良いケアサービスを提供したい」から、「自分は称賛されるべき人間だ」「お金と時間をかけて勉強したから、ほかの人はわたしから学ぶべきだ」「本当に勉強したいなら、お金を惜しみなく払うべきだ」「わたしは高待遇じゃなければ働きたくない」に変わっていきました。

他人の言われるがままに起業・経営を始める

職場はすべて気に入らないので、まともな収入が得られません。奨学金を利用してから、彼女は少しずつ借金をするようになりました。

借金返済のためにもお金を稼がなければ、と焦り始めます。

短期間で働いて少しの収入を得る日々を送る彼女に、知人が「外国人講師を招いてセミナーを開く事業を始めないか」と持ちかけました。その知人も「本気で勉強するならお金がかかって当然」と彼女と同じ考えを持つ人です。

「起業すればレベルの低い人間と働かなくていい」「受講料やテキスト代を高くしても、勉強熱心な人が必ず受講するはず」と、借金が膨らみつつあった彼女は簡単に飛びつきました。

この事業が軌道に乗れば、借金返済ができて左うちわで暮らせる、と短絡的な考え方しかできなくなっていました。

起業すると聞きつけた大手広告代理店勤務の経験のある人間が近寄ってきて、「株式会社で起業しろ」「オフィスを構えろ」などお金がかかるアドバイスを彼女にしました。

自分で判断できない彼女は、言われたとおり借金をして株式会社で起業して家賃の高い地域にオフィスを構えます。個人事業主で起業してもうけが出てからオフィスを借りて、メリットがあれば株式会社に登録しなおす、と考えられないほど起業や経営に関して無知でした。

起業してすぐお金が儲かると考えていた彼女ですが、受講生は集まらない・講師に滞在費をタカられる・オフィスの維持費の支払いなど出費がかさむだけで儲けは出ません。

著作権登録や商標登録をするのですが、登録料の経費だけがかさみます。借金は増える一方で返済が滞り、税金や国民年金まで滞納するようになりました。

「経費節約」「広報のためにダイレクトメールを郵送しろ」と、経営の経験も知識もない知人が経費のかさむアドバイスをします。

借金が膨らみブラックリスト入りした彼女の今

もともと自分が主役で称賛されるべきと考えている彼女は、外国人講師のやり方が気に食わなくなり決別します。そして外国人講師を相手に今までかかった費用のことで訴訟を起こします。

「訴訟で勝てば賠償金で借金の返済ができる。」と彼女は考えました。
結果は訴訟で彼女は負け、弁護士費用などさらに借金は膨らみました。

今までの借金の名義はすべて彼女です。周りの人間の懐は全く痛んでいません。税金の滞納・奨学金返済の滞納でブラックリストに登録され、督促状が毎日届いています。ATMでキャッシュカードが吸い込まれてもどってこなかったこともあります。

彼女は自分の借金がどれくらいか、怖くて調べていません。

行き詰まった彼女は受講料や教材を値上げして、キャラクターグッズを売り出します。もともと彼女を慕っていた受講生は、訴訟で負けたこと・値上げが続くことを疑問に感じて離れていきました。

それでも「自分は称賛されるべき人間」と思い込んでいる彼女は、「わたしから学ばない人間はレベルが低い」と周りとうまくやっていけません。

研修依頼がたまにありますが、今までの悪評のため講師料を安く買い叩かれます。

周りにいる人の経営アドバイスは「節電」「コピー用紙を無駄遣いしない」です。

「自分は本物だから今の状況は与えられた試練だ」と自分に言い聞かせて、督促状と税務署におびえながら今日も彼女はオフィスにいます。