お金について

お金の本質とは?お金は信用ではなく思い込みの集大成

わたしたちが使っているお金は、紙や金属からできています。

紙や金属を「お金」として取り扱うためには、信用が必要です。日本銀行が発行する紙や金属は、お店にあるものと交換できるという信用がないとタダのゴミです。

では、なぜ私たちは紙や金属をお金と信じられるのでしょうか?

2017年から仮想通貨が有名になりましたが、いまだにビットコインでは一般的には何も買えません。なぜ仮想通貨は、物と交換できると信用されなかったのでしょうか?

お金とは何か、深堀りして考えてみましょう。

お金の本質は信用ではなく思い込み

お金の仕組みが勉強できる漫画「闇金ウシジマくん」で、

「1万円札の原価は約28円」

「金は価値と交換できる引換券だ。金自体に価値はねえよ」

というセリフがあります。

1枚28円の紙切れで物や体験と交換できるのは、日本円として機能している信用(思い込み)があるからです。

例えばヨーロッパの共通貨幣・ユーロについて考えてみましょう。

元々はヨーロッパ各国に貨幣通貨がありました。ですがヨーロッパ各国で不況となり各国貨幣が機能しなくなったため、ユーロという共通通貨制度ができたのです。

今まで各国が持っていたお金はただの紙屑となり、ユーロを持っていなければ、お金を使った活動ができなくなりました。通貨=お金とは、こんなあいまいなものなのです。

日本円の貨幣価値がなくならないとは言い切れません。
でも、いつ1万円札がただの紙くずになってもおかしくないのです。

「お金はキタナイ」という思い込み

社会貢献をしている団体は、「お金は汚くて悪いもの」と考えています。

このような団体は自分の善意や意思で行動することは清いことだけど、お金をもらって行動するのは欲があるから汚いこと、などという信念を持っていることが多いです。

しかし、寄付金は受け取ります。活動のために。結局お金を求めてはいるんです。

自分たちの価値観でお金をキレイ・キタナイと判断して資金集めに悩む姿は、矛盾した行動です。

しかしお金の本質はただの紙くずで、キレイもキタナイもありません。

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お金に付随する経済活動もただの思い込み

現代社会のお金の流れは、必要なものを安く買い叩いて不必要なものに高額な金額を設定することで成り立っています。

生きていくのに不必要なモノやコトのほうが、多く稼げるのが現実です。

しかし災害が起これば人が生活するために必要なモノやコトが、はっきりとわかりますよね。

例えばハイブランドのバッグや時計がなくなっても生活できますが、文房具や日々生活するための衣類がなくては生活できません。

でも、収入だと情報商材屋や化粧品メーカーは高額ですが、介護系・流通系などの社会基盤を支える仕事は薄給です。

生活や命に関わる仕事をする人に多くのお金が流れるべきなのに、無くてもいい仕事が高い収入を得られるのは本来のお金の流れに逆らっていますよね。

価値とはなんなのか?という話です。

  • 本源的には不要なゴミが高値で売買され、そこに関わる人は大きな報酬を得る。
  • 人類に必要不可欠なものは安く買いたたかれ、報酬も下がる。

お金の価値から始まり、すべては思い込みで成り立っているわけです。

資本主義がしんどいのは、お金の本質が「勘違い」だから

資本主義は「個人や企業の利潤を追い求めることを推奨される社会・経済・政治システム」と定義できますが、文化や自然保護、思いやりや社会貢献も含めた経済活動を含んでいます。

ですが多くの人は「資本主義はお金だけを追求すること」と勘違いしています。

働く現代人がストレスフルなのは、お金のためだけに働いているからです。

単純にお金のためだけに働くのは割り切れても、そこにはやらなくてもいい仕事がついてまわります。

ハンコ・紙文化、朝礼、付き合いの飲み会…昔話と自分語りしかしない非効率的な働き方の先輩や上司の話、を興味あるふりをして聞くことは心身を消耗させますよね。

資本主義社会が隆盛している現代では、簡単に精神を病んで人生を棒に振ってしまいます。

それはすべて「お金は超重要で価値がある」という人類共通の思い込みから始まっているんです。

サイコパスが資本主義社会で成功する理由

成功するのは、サイコパス気質がある人が多いです。

この人たちは、自分に都合が悪いこと・やりたくないことはすべて他人にいとも簡単に押し付けることができます。ナチュラルに人の良心を利用できる能力があるのです。

しかし表向きはいい人なので、人望もあります。

ブラック企業の社長が、洗脳された社員から崇拝されて搾取できるのも、洗脳されていると気づかせない情を沸かせつつも、コマのように動かせる冷血さを持っているからです。

だから様々な人を食い物にしつつ、望み通りの出世街道を歩んでいます。

ただでさえ、思い込みが支配している資本主義なので、思い込みを利用できる人間は強いのです。正しいとか間違っているとかいう話ではなく、現実として。

資本主義もお金も勘違いと分かれば楽になる

「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ。」

というセリフが、闇金ウシジマくんの中で出てきます。

矛盾したセリフですが、資本主義はまさにこれです。お金なんてただのゴミだという本質に気づきつつも、資本主義とうまくお付き合いする。

これができると、生きるのが少しだけ楽になります。