ジャンプで人気だった漫画『シャーマンキング』はしってるひとも多いと思うんですけど、これ、すごく勉強になるんです。
深く触れると、漫画のネタバレにもなるのでひかえますが、この漫画はある意味風刺的で、世の中の裏事情を書いてるような気がします。
たぶん、今30歳になるくらいの世代は、シャーマンキングが打ち切りみたいな形で終わったのをリアルタイムでみてたかなと思うんですけど、あれ、たぶん漫画の中に込めてる裏設定というか、そういうのが影響したんじゃないかなって思うほどに。
シャーマンキング展Twitter会場開催のお知らせ。
開催場所:SHAMAN KING20th公式アカウント
開催時期:2020年2月28日夜~
※物販はございません。
開場までしばらくお待ちください#シャーマンキング展Twitter会場 pic.twitter.com/EcqxafywWQ— SHAMAN KING20th公式 (@skg20th) February 28, 2020
今は完全版がでてるので、よかったら読んでみて欲しいです。
さて、あなたは漫画を読むとき、どんな目線で読んでますか?
ふつうに物語を楽しむ人がほとんどだけど、世の中を理解するヒントだと思って読むと、また違ったインプットがあるのでオススメです
目次
漫画は世の中の未来を表している可能性
思考は現実化する
というナポレオンヒルの本は、自己啓発好きからすればあまりにも有名です。
願えば叶う…なんてことはありえないんですけど『人が想像できることは実現する』という意味ではこれはまさにその通りです。
基本的には、現代は過去の人が想像したもので構成されてますよね。
- 持ち運べる電話=ケータイも、
- インターネットも、
- YouTubeも、
- 飛行機も、
それができる前に「こんなの欲しい」って人がいたから、それが今、技術の進歩と共に生まれてきたわけです。
漫画は人の想像の最たるもの
そもそも漫画というのは、これは映画もなんでもそうですが、言ってしまえば『フィクション』ですよね。
言葉を悪くすれば、全て妄想です。
あのラブコメも、SFも、全部現実ではないフィクション。
作者や編集者の妄想の結晶です。
だから、石化光線などができてきたり、人が時空を超えたり、空飛んだりなどなどするわけです。どこでもドアとかね。
おそらく一昔前の漫画には、今僕らが当然のようにつかってるものが漫画の中で描かれてたんじゃないかと思います。
逆にいえば、今の僕ら世代がみてる漫画などにでてくる技術などは、未来のスタンダードである可能性があります。
昔、マトリックスという映画がありましたが、あれは今の言葉で言うVRでの話ですよね。当時はそんなものありえなかったわけですが、今はあの世界は本当につくられつつあるわけです。
AKIRAで2020東京オリンピックが予言されていた。
大友克洋氏のマンガ『AKIRA』で2020年に東京オリンピックが開催される事を予言していたことに驚いていたけど、まさか中止論とかコロナの事まで予言していたとは本人もびっくりしてるだろうな。 pic.twitter.com/fdYUDvM7aN
— 黒川じょん (@kurokawajohn) February 25, 2020
これ、すごくないですか?
偶然にしてもできすぎていますよね。
偶然だとしたら、どんな確率の偶然かも計算できません。知ってたなら預言者ですね笑
でも、これ、こう考えることもできませんか?
ここでこの漫画でイメージされていたから、その思想が具現化された。
この世の中は、僕らが観測されたものでできています。
逆に、観測できないものは、見えないので世界には反映されません。
東京タワーは、多くの人が東京タワーと観測してるから、東京タワーなんです。
逆に、僕のことを観測してない人の世界では、赤原士郎という人間は存在してないわけです。
多くの人が観測する世界の共通項=今僕らがみている世界
という可能性があるわけです。
先ほどのAKIRAの件も、そこで多くの読者が作品内で2020東京オリンピックを観測していた。
その集合知=集合的観測が世界に反映されて、2020年東京オリンピックが開催される世界が構築された。
こうとることもできませんか?
そう考えると、映画や漫画で描かれているものはすべて、近い未来に起こり得るという説は、わりと信憑性あるんじゃないかなーと。
まあ、そもそもメディアというのがプロパガンダのために生まれたものですしね。
物事は多面的要素がある
なんでもそうですが、物事は一つの側面でできてません。多面的な要素があります。
人殺しは悪ですが、その前提条件に「昔に自分の大事な人を殺されたけど、罪に問われずにのうのうと生きていたので復讐した」という事実があった場合、それは一方的な悪とは見えなくなりますよね
世の中のニュースも、出来事も、災害も、ただそこにある事実だけではなく、その裏側や因果関係まで目を向ける必要があります。
みた情報をそのまま受け取るのではなく、しっかり自分で分析する。
そういう能動的な物事の受け取り方をすることが重要です。
漫画は、視野拡張の練習に最適
漫画や映画は、ふつうに読んでも面白いんですが「そのストーリーの裏側にあるメッセージはなにか?」などを分析する目線で読むと、視野拡張の練習になります。
僕はよく、メルマガで漫画や曲の分析をしたりしているのですが、それでわかったことが事実かどうかはさておき、自分から世の中を分析する視野は鍛えられるはずです
世の中は、自分が見てるとおりの世の中かはわからないわけですから、表面ではなく裏を、そのさらに奥をみられるようになりましょう。
ちなみに、分析すると面白い漫画は、
- ワンピース
- シャーマンキング
- 進撃の巨人
- AKIRA
あたりですね。まだありますが「人気作にはどこか隠れた裏メッセージがありそう」という共通点があります。
そういう目線で、漫画喫茶など行くとおもしろいかもしれません。